押入れ・クローゼットの中身を引越しで運ぶ|そのまま運べるものと詰め替えるもの【東京】
引越しの荷造りで最後まで残るのが押入れとクローゼットです。扉を閉めれば見えないので後回しになり、前日に開けて量に驚くことになります。
しかもこの場所の中身は、そのまま運べるものと、詰め替えないと運べないものが混ざっています。この記事では、その線引きと、開ける前にやっておくことを整理します。
結論|この記事の要点
- 引き出し式の衣装ケースは中身を入れたまま運べる。ただし軽い衣類だけに限る
- 紙の箱と布の袋は運べない。底が抜けるので段ボールへ詰め替える
- 吊ったままの服は専用の箱に入れて運ぶ。畳む手間がいらない
- 重いものを収納の箱に入れたままにしない。持ち手が割れる
- 新居の押入れとクローゼットの奥行を先に測る。今の衣装ケースが入らないことがある
- 奥から出てきた不用品は引越しと同じ日にまとめると運ぶ回数が減る
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押入れを開けるのは1か月前
押入れとクローゼットは、荷造りの最初に開ける場所です。最後ではありません。
理由は量が読めないことです。扉の奥には、何年も触っていないものが入っています。開けてみて初めて「これは捨てるのか運ぶのか」を決めることになり、その判断に時間がかかります。前日に開けると、判断せずに全部運ぶことになります。
そして処分するものが出てきた場合、自治体の粗大ごみは申し込みから収集まで2週間から1か月かかります。前日に見つけても間に合いません。開けるのが早いほど、選べる処分の方法が増えます。
やり方は単純です。1か月前に扉を全部開けて、中身を床に出します。そして運ぶ・処分する・迷うの3つに分けます。迷うものは1か所にまとめて、引越しの1週間前にもう一度見ます。1か月触らなかったものは、ほとんどが処分の側に動きます。
床に出す場所が無い場合は、押入れの上段だけ、クローゼットの下だけ、と区切って進めてください。全部を一度に出すと戻せなくなります。
そのまま運べるもの
中身を入れたまま運べるのは、引き出し式のかたい収納の箱です。衣装ケースと呼ばれるものです。
条件があります。入っているのが衣類やタオルのような軽いものだけであることです。畳んだ衣類なら、引き出し1段で3〜5kg程度になります。この重さなら持ち手が耐えます。
運ぶときは引き出しが動かないように留めてください。テープを一周させるか、全体を布で巻きます。留めないと、傾けた瞬間に引き出しが飛び出します。
そして重ねられる形かどうかも見てください。上に積めない形だと、荷台の中で場所を取ります。積めない分だけ料金に影響することがあります。
かたい収納の箱でも、ふたが乗っているだけの形は中身を出してください。横にしたときに開きます。
詰め替えるもの
詰め替えが必要なのは、次のものです。
紙の箱。収納用の紙の箱は、持って運ぶ強さがありません。底が抜けます。中身を段ボールへ移してください。
布の袋と布の箱。形が保てないので積めません。中身を出して、袋自体は畳んで段ボールに入れます。
重いものが入っている収納。本、食器、工具が入っている場合は、かたい箱でも中身を出してください。本は段ボール1箱で15kg前後になります。収納の箱で運ぶと持ち手が割れます。
圧縮して縮めた袋に入った布団。そのままでも運べますが、空気が抜けていると滑ります。段ボールか布団用の袋に入れてください。
詰め替えるときは、重いものを小さい箱、軽いものを大きい箱に入れます。逆にすると持てません。
吊ったままの服をどうするか
クローゼットに吊っている服は、吊ったまま運ぶ箱があります。縦長の段ボールに棒が付いていて、そこに掛けたまま入れる形です。
利点は、畳む手間と、着いてから掛け直す手間が両方いらないことです。しわも付きません。スーツやコート、礼服のように畳みたくないものはこの方法が合います。
注意点は箱の数に限りがあることです。1箱に入るのは、薄い服なら15〜20着、冬の厚い服なら8〜12着程度です。全部をこの方法で運ぶと箱の数が増えるので、畳んでよい服は畳んで段ボールに入れるのが現実的です。
吊って運ぶ箱を使わない場合は、服を掛けたまま10着ほどまとめて、下から大きな袋をかぶせる方法があります。肩の部分で袋を結べば、そのまま持ち運べます。着いたら袋を抜いて掛けるだけです。
どちらの場合も、吊ったまま運ぶ分は当日の朝まで触らなくて済みます。荷造りの最後に回せる数少ない荷物です。
新居の寸法を先に測る
押入れとクローゼットは、建物によって寸法が違います。今使っている収納の箱が、新居に入らないことがあります。
測るのは3か所です。間口の幅、奥行、そして中段から上までの高さです。押入れは奥行が80cm前後のものが多く、洋室のクローゼットは60cm前後が多いです。この20cmの差で、今の衣装ケースが入らなくなります。
押入れからクローゼットへ移る場合が、いちばん合わなくなります。奥行74cm程度の衣装ケースは押入れ向けの寸法なので、奥行60cmのクローゼットには入りません。扉が閉まらなくなります。
そして扉の形も見てください。折れて開く扉は、開いた扉の分だけ手前が使えません。引き違いの扉は、常に半分しか開きません。真ん中に置いたものが取り出しにくくなります。
合わないと分かった場合、運ぶ前に判断するほうが損が小さいです。運んでから入らないと分かると、運賃を払った上で処分することになります。
測るのは入居の前の内覧のときでも、管理会社に図面を見せてもらう形でも構いません。数字が1つあるだけで、持っていくかどうかを決められます。
奥から出てくるもの
押入れの奥からは、処分に手間のかかるものが出てきます。
多いのは、来客用の布団、古い家電の箱、使っていない扇風機や暖房の器具、こわれた家具、学生のころの教科書と書類です。
このうち布団は粗大ごみの扱いになる自治体が多いです。畳んでひもで縛る形を求められることもあります。畳んだ状態で一辺が30cmを超えると粗大ごみ、という線引きの区が多いですが、区ごとに違うので住んでいる自治体の案内を確認してください。
古い扇風機や暖房の器具は、家電リサイクル法の4品目には入りません。粗大ごみか、不用品回収で出します。石油を使う暖房は灯油を抜いてからです。残っていると引き取れません。
書類は、中身を見ずに全部運ぶのがいちばん損です。重いので運賃に効きます。ただし、契約の書類や保証の書類は捨てないでください。迷うものは1箱にまとめて運び、落ち着いてから見ます。
量がまとまって出てきた場合は、引越しと同じ日に処分の分も持ち出すほうが回数が減ります。処分するものの写真を公式LINEにお送りいただければ、量と費用の目安をお伝えします。訪問してのお見積もりは行っておりません。
詰める順番と日程
進める順番を決めると、生活が止まりません。
1か月前。扉を開けて中身を出し、運ぶ・処分する・迷うに分けます。処分する分の申し込みをここで済ませます。
3週間前。季節が違う服と布団を詰めます。今の季節に使わないものは、詰めても生活に影響しません。衣類の袋は45Lで7〜10kgになるので、持てる重さで止めてください。
2週間前。来客用の布団、行事で使うもの、本と書類を詰めます。
1週間前。迷うとしておいた箱をもう一度見ます。ここで決めないと、結局運ぶことになります。
前日。今着ている服を残して詰めます。吊ったまま運ぶ分は当日の朝でも間に合います。
箱には入れた物と、新居でどの収納に入れるかを書いてください。「押入れ上段」「クローゼット下」と書いておくと、着いてから運ぶ場所を聞かれません。
よくあるご質問
衣装ケースは中身を入れたまま運べますか?
引き出し式でかたい材質のものは、衣類のような軽いものが入っていれば運べます。引き出しが動かないようにテープで留めてください。本や食器が入っている場合は中身を出してください。
吊ったままの服を運ぶ箱はもらえますか?
引越しを頼む会社によって扱いが違います。用意がある場合は数に限りがあるので、何箱使えるか先に聞いてください。無い場合は、掛けたまま大きな袋をかぶせる方法で代えられます。
押入れの衣装ケースが新居のクローゼットに入りません。
押入れは奥行80cm前後、洋室のクローゼットは60cm前後が多いためです。運ぶ前に新居の奥行を測って、入らないと分かった分は持っていかない判断をしてください。運んでから処分すると運賃が無駄になります。
来客用の布団は運ぶべきでしょうか?
この数年で使った回数で決めてください。使っていないものは、場所を取るうえに運賃もかかります。処分する場合、粗大ごみの扱いになる自治体が多く、申し込みから収集まで2週間から1か月かかります。
押入れから出た不用品もまとめて頼めますか?
できます。引越しと同じ日にまとめると運ぶ回数が減ります。布団、古い家電、こわれた家具も対象です。写真を公式LINEにお送りください。
まとめ
押入れとクローゼットは、最初に開けて最後に詰める場所です。開けるのを遅らせると、処分の方法が選べなくなります。
中身は、引き出し式のかたい箱に軽いものが入っていればそのまま運べます。紙の箱、布の袋、重いものが入った収納は詰め替えてください。吊った服は吊ったまま運ぶほうが手間が少なく済みます。
そして新居の奥行を先に測ってください。押入れとクローゼットでは20cmほど違い、今の衣装ケースが入らないことがあります。
奥から出てきた不用品は、引越しと同じ日にまとめると運ぶ回数が減ります。量が分からない場合は、写真を公式LINEにお送りください。
あわせて読みたい|引越しの段取り・荷造り・手続きのまとめ
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