引越しの荷造りはどこから始める?順番・段ボールの数・詰め方のコツ【東京】
荷造りでつまずくのは、たいてい「どこから手をつけるか」で迷う段階です。とりあえず目の前のものを詰め始めると、翌日に必要なものを箱の底に入れてしまい、開け直すことになります。
荷造りの原則はひとつだけです。使う頻度が低いものから詰める。これを部屋単位に置き換えると、押入れや納戸から始めて、毎日使う場所を最後にする、という順番になります。
この記事では、詰める順番、世帯別に必要な段ボールの数、詰め方の具体的なコツ、ラベルの書き方、そして業者が運べないものを整理します。新居での荷ほどきの順番は別の記事で扱っています。
結論|この記事の要点
- 順番は押入れ・納戸 → 本・書類 → 衣類 → 食器 → 日用品 → 毎日使うものです。
- 段ボールの数は単身10〜15箱/2人20〜30箱/家族3人30〜50箱が目安です。
- 重いものは小さい箱に入れます。大きい箱に本を詰めると持ち上げられません。
- ラベルは「新居のどの部屋か」+「開ける優先度」の2つだけ書きます。
- 灯油・ガスボンベ・現金・貴重品は業者が運べません。自分で持つか処分します。
- 詰める前に減らすのが最短です。荷物が減ってトラックが1サイズ下がると料金も下がります。
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詰める順番
使う頻度が低い場所から順に並べたのが次の表です。
| 順 | 対象 | いつから | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 1 | 押入れ・納戸・物置 | 3週間前 | 処分するものが出るので最初に開けます |
| 2 | 本・書類・趣味のもの | 3週間前 | 判断が速く、重いので早めに |
| 3 | オフシーズンの衣類・寝具 | 2週間前 | 今の季節に使わないものだけ |
| 4 | 来客用の食器・調理器具 | 2週間前 | 割れ物は時間がかかるので分散させます |
| 5 | 日用品のストック・小物 | 1週間前 | 洗面所と風呂はここで |
| 6 | 毎日使うもの | 前日 | 1箱にまとめて「最初に開ける」と書きます |
最初に押入れを開けるのは、ここから処分品が出るからです。
自治体の粗大ごみは申し込みから収集まで2週間〜1か月かかるため、
3週間前に開けておけば、収集日が引越し当日より前に来ます。逆にここを後回しにすると、処分できないまま当日を迎えます。
段ボールは何箱必要か
| 世帯 | 段ボールの数 | 内訳の目安 |
|---|---|---|
| 単身・荷物が少ない | 10〜15箱 | 衣類4/本3/食器2/小物3 |
| 単身・荷物が多い | 15〜25箱 | 衣類6/本5/食器3/小物5 |
| 2人暮らし | 20〜30箱 | 衣類8/本5/食器6/小物8 |
| 家族3人 | 30〜50箱 | 衣類12/本6/食器8/小物15 |
段ボールは引越し業者から支給されることが多いので、契約時に必要な数を伝えます。
足りなくなったときは、ホームセンターやスーパーで譲ってもらえる場合もあります。
サイズは2種類あれば足ります。大きい箱は軽くてかさばるもの(衣類・タオル・クッション)、
小さい箱は重いもの(本・食器・調味料)です。この使い分けができていないと、持ち上がらない箱ができます。
詰め方のコツ
重いものは小さい箱に
本を大きい箱いっぱいに詰めると、40kgを超えて誰も持てなくなります。
底が抜けることもあります。本と書類は必ず小さい箱に、しかも8割までにします。
食器は立てて入れる
皿は平積みにすると、上の重みで割れます。1枚ずつ紙で包んで、本棚に並べるように立てて入れます。
コップは口を下にして、間に緩衝材を挟みます。
隙間を残さない
箱の中で物が動くと、運搬中に割れます。上まで詰めたら、タオルや紙を入れて動かないようにします。
逆に膨らんで蓋が閉まらない状態も、積み上げられないので避けます。
1箱に1部屋のものだけ入れる
複数の部屋のものを混ぜると、新居でどこに置くか決まりません。
部屋ごとに箱を分けておけば、業者がその部屋に直接運び込めます。
液体は袋に入れてから
調味料や洗剤は、蓋を閉めてから袋に入れ、口を縛ってから箱に入れます。
横倒しになる前提で考えておくと、ほかの荷物を汚しません。
ラベルは2つだけ書く
箱の側面(上面ではなく側面)に、この2つを書きます。
- 新居のどの部屋か:寝室、台所、子ども部屋など。業者がその部屋に置いてくれます。
- 開ける優先度:すぐ開ける/数日のうち/あとで、の3段階で足ります。
中身を細かく書く必要はありません。「食器(皿・小鉢・コップ)」のように詳しく書いても、
結局は全部開けるので手間だけが増えます。
側面に書く理由は、積み上げたときに上面が見えなくなるからです。
2面に書いておくと、どの向きに積まれても読めます。
業者が運べないもの
これらは荷造りしても積めません。自分で運ぶか、処分するかを決めておきます。
| もの | どうするか |
|---|---|
| 灯油、ガソリン、ガスボンベ、塗料 | 中身を使い切るか、販売店や自治体の案内に従って処分 |
| 現金、預金通帳、印鑑、貴重品 | 自分で持ちます |
| 宝石類、骨董品 | 自分で持つか、事前に相談 |
| ペット、生き物 | 自分で運ぶか、専門の手配 |
| 観葉植物(大きいもの) | 運べる場合もあるため事前に相談 |
| 仏壇、ピアノ、金庫 | 扱いが特別になるため事前に相談 |
当日まで使うものの扱い
最後まで使うものは、前日に1箱にまとめます。中身はこのくらいです。
- 着替え1〜2日分、タオル、洗面用具
- トイレットペーパー、ごみ袋、ウェットティッシュ
- はさみ、ガムテープ、ドライバー、軍手
- 充電器、照明の代わりになるもの
- 当日の飲みものと簡単な食べもの
この箱は最後にトラックへ積んでもらい、新居で最初に降ろしてもらいます。
前日にやる作業としては、ほかに冷蔵庫の電源を抜いて霜取り、洗濯機の水抜きがあります。
詰める前に減らすほうが早い
荷造りの作業量は荷物の量で決まります。
使っていないものを箱に詰めて運び、新居で開けてまた収納するのは、二度手間になります。
押入れを開けた時点で、持っていかないものを分けてしまいます。
処分費用の目安は、少量(段ボール数箱+小型家具)で8,000〜15,000円、
1部屋分で20,000〜40,000円、軽トラック1台以上の量で40,000〜80,000円です。
荷物が減ってトラックが1サイズ下がると、引越し料金そのものも下がります。
処分費と下がる金額を見比べて、どこまで減らすか決めてください。
なお、搬出入にともなう管理組合・管理会社への届け出や、エレベーターの使用予約は、
お客様から直接ご確認・お手続きをお願いしております。
よくあるご質問
荷造りはいつから始めればよいですか?
押入れや納戸は3週間前から、毎日使うものは前日です。
全部を1週間でやろうとすると、必要なものを詰めてしまって開け直すことになります。
荷造りを業者に任せられますか?
荷造りまで含むプランを用意している業者もありますが、その分の作業費が加わります。
押入れの処分品だけ先に片付けて、箱詰めは自分でやる形がもっとも費用を抑えられます。
段ボールが余ったらどうしますか?
新居で開け終わったら、たたんで自治体の資源回収に出せます。無料です。
量が多くて持ち出せない場合は、ほかの処分品と一緒に運び出すこともできます。
家具は分解したほうがよいですか?
搬出経路を通らない場合は分解します。当日に業者が判断して分解することもあるため、
組み立て式の家具がある場合は、工具の場所を伝えておいてください。
処分したいものが多いのですが、いつ頼めばよいですか?
荷造りを始める前がいちばん効率的です。先に量を減らしてから詰めると、箱の数も作業時間も減ります。
見積もりはどうやってお願いすればよいですか?
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