食器・ガラス・鏡の梱包方法|割れないように包む順番と箱への詰め方【東京】
引越しで割れるのは、包み方が甘いからではありません。箱の中で動くからです。1枚ずつ丁寧に包んでも、箱に隙間があれば運んでいる間にぶつかって割れます。
逆に言えば、包み方より箱の中を動かないようにすることが効きます。この記事では、皿・グラス・鏡・額のそれぞれの包み方と、箱への詰め方を順に整理します。
結論|この記事の要点
- 割れる原因は包み方より箱の中で動くこと。隙間を埋めるのが最優先
- 皿は立てて入れる。重ねて寝かせると下の皿に全部の重さがかかる
- グラスは口を下にして立てる。縁がいちばん弱い
- 箱は小さいものを使う。大きい箱に詰めると重さで底が抜ける
- 鏡と額は箱に入れず、板を当てて立てて運ぶ。寝かせると面で割れる
- 箱の外に「割れ物・上」と書く。書いていないと下に積まれる
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割れる原因は「動くこと」
運んでいる間、箱の中では荷物が揺れています。段差を越えるとき、車が曲がるとき、箱を置くとき。この揺れで中身が動き、ぶつかって割れます。
つまり、やるべきことは2つです。1点ずつを包んで直接ぶつからないようにすることと、箱の中に隙間を残さないことです。包むだけでは足りません。
確認の方法は簡単で、箱を閉める前に軽く揺らしてみることです。中で音がしたら隙間があります。紙を足して、音がしなくなるまで埋めてください。
これだけで割れる数は大きく減ります。逆に、1枚ずつ丁寧に包んでも箱に余裕があると割れます。
箱の底をつくる
先に箱のほうを準備します。
まず底をテープで十字に留める。割れ物の箱は重くなるので、差し込むだけの閉じ方では底が抜けます。十字に貼り、さらに縁に沿って1本足すと確実です。
次に底に紙を敷く。丸めた紙を3〜4cmの厚さで敷きます。これが床に置いたときの衝撃を受けます。箱を置くときの衝撃は、運んでいる間の揺れより強いです。
そして箱は小さいものを選ぶ。割れ物は重いので、大きい箱に詰めると持ち上がりません。段ボール1箱に入れた食器は15kg前後になります。これ以上は底が抜けるか、運ぶ人が落とします。
皿の包み方
皿は1枚ずつ包んで、箱の中では立てて入れます。
包み方は、紙の中央に皿を置いて四隅を折り込むだけです。新聞紙でも構いませんが、白い食器に文字が移ることがあるので、気になる場合は無地の紙を使ってください。
大事なのは立てて入れることです。皿を寝かせて重ねると、いちばん下の皿に上の全部の重さがかかります。箱を置いた衝撃で下から割れます。立てて並べると、重さが縁に分散します。
立てたあと、皿と皿の間と、箱の壁との間に紙を詰めます。指が入る隙間があれば、そこは埋めてください。
大きい皿を下、小さい皿を上にすると安定します。同じ大きさでまとめて並べるのがいちばん詰めやすいです。
グラスとカップ
グラスは口を下にして立てます。縁がいちばん薄く、ここが欠けやすいためです。
包むときは、先に内側に紙を詰めます。丸めた紙をグラスの中に入れてから外を包むと、横からの力で潰れにくくなります。薄いグラスはこれをやるかどうかで変わります。
取っ手の付いたカップは、取っ手を紙で巻いてから全体を包みます。取っ手は本体より先にぶつかり、根元から折れます。
箱に入れるときは1段だけにするのが安全です。2段にする場合は、間に厚紙か丸めた紙の層を作ってください。段の間に何も無いと、下の段に重さがかかります。
ワイングラスのような脚の長いものは、脚を紙で巻いてから本体を包む。そして箱の中で倒れないように、周りを紙で固定します。
鏡・額・ガラスの板
これらは箱に入れません。面が広く、曲がる力に弱いためです。寝かせて運ぶと、真ん中から割れます。
手順はこうです。まず表面にテープを十字に貼る。これは割れを防ぐためではなく、割れたときに破片が飛ばないようにするためです。
次に両面に段ボールの板を当てて、全体を包みます。角は別に紙を巻いてください。角から欠けます。
そして立てて運び、立てて置きます。壁に寄りかからせるのではなく、垂直に近い角度で立ててください。斜めに立てかけると、自分の重さで曲がります。
姿見のような大きい鏡は、一人で持たないでください。面が大きいものは2人で、両端を持って運びます。
箱に書くこと
包み方を完璧にしても、箱の下に重い荷物を積まれると割れます。これを防ぐのは外側の表示だけです。
書くのは3つです。「割れ物」「上」「中身」。「上」は矢印で向きを示してください。積むときに逆さになると、立てた皿が倒れます。
書く場所は側面です。上面だけに書くと、積み上げたときに見えません。側面の2面以上に書いてください。
そして割れ物の箱は1か所にまとめて置く。散らばっていると、運ぶ人が1点ずつ確認することになります。まとめて置いて「ここは割れ物です」と伝えると、最後に積んで上に置いてもらえます。
テレビとパソコンの画面
割れ物として同じ扱いをするのが、画面のある家電です。食器より割れやすく、割れると買い直しになります。
テレビは立てて運びます。画面を上にして寝かせると、自分の重さで内側に力がかかります。買ったときの箱が残っていればそれを使い、無ければ両面に段ボールの板を当てて包んでください。
画面には直接テープを貼らないこと。はがすときに表面の膜ごと持っていくことがあります。紙を1枚かぶせてから板を当ててください。
そして画面を押さないこと。持つのは枠の部分です。運んでいる間に画面に荷物が当たると、割れていなくても表示がおかしくなります。
画面を開く形のものは、閉じて、間に布を1枚挟みます。閉じただけだと、押されたときに画面と打つ板が当たります。
そして記録が入っている機器は、運ぶ前に中身を別に保存してください。落とした衝撃で読み出せなくなることがあります。当社ではデータを消す作業や取り出す作業は行っておりません。
どこまで自分でやるか
食器の荷造りは時間がかかります。目安として、食器棚1つ分で2〜3時間です。家族分の食器があると半日かかります。
この時間をかける価値があるのは、買い直すと高いものと代わりが無いものです。もらい物の食器、作家の器、思い出のあるもの。これは時間をかけて包んでください。
逆に、安価で数が多い食器は、この機会に減らすほうが合理的です。包む時間と運ぶ費用をかけて新居に運び、使わずにしまっておくことになる皿は珍しくありません。欠けているもの、何年も使っていないものは処分の候補です。
食器は不燃ごみとして出せる区が多いですが、量が多いと袋の数が増えます。他の処分する物と一緒に引き取ることもできますので、量が多いときはお知らせください。
よくあるご質問
新聞紙でも大丈夫ですか?
使えます。ただし白い食器に文字が移ることがあります。気になる場合は無地の紙を使ってください。紙が足りないときは、タオルや衣類で代わりにできます。
箱にどれくらい詰めていいですか?
1箱15kg前後までです。それ以上は底が抜けるか、運ぶ人が持ち上げられません。重いものは小さい箱に分けてください。
鏡を箱に入れてはいけないのですか?
箱に入れると寝かせることになり、面の真ん中から割れます。両面に板を当てて包み、立てて運んでください。
包む時間がありません。
優先するのは買い直すと高いものと代わりが無いものだけにしてください。安価で数の多い食器は、この機会に減らすほうが時間も費用も抑えられます。
要らない食器の処分も頼めますか?
できます。量が多いときは引越しと同じ日にまとめられます。箱や袋に入れた状態の写真を公式LINEにお送りください。訪問してのお見積もりは行っておりません。
まとめ
割れる原因は包み方より箱の中で動くことです。箱を閉める前に揺らして音がしたら、紙を足して埋めてください。
皿は立てて、グラスは口を下にして立てる。箱は小さいものを使い、底はテープで十字に留めて紙を3〜4cm敷く。鏡と額は箱に入れず、板を当てて立てて運ぶ。そして側面に「割れ物」「上」と書く。これで下に積まれるのを防げます。数の多い安価な食器は、包む時間と運ぶ費用を考えると減らすほうが合理的です。
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