荷物を減らすと引越し料金はどれだけ下がる?トラックの大きさと料金の関係【東京】
引越し料金を下げる方法として「荷物を減らす」とよく言われますが、どれだけ減らせばいくら下がるのかはあまり説明されません。少し減らしただけでは1円も変わらない一方、ある線を越えると一気に下がります。
理由は、料金がトラックの大きさと作業人数という段階で決まっているからです。この記事では、その段階の仕組みと、減らす効果が大きいものの順番を整理しました。
結論|この記事の要点
- 料金は連続ではなく段階で決まる。車両が1段階小さくなる線を越えないと下がらない
- 効果が大きいのは体積の大きいもの。ソファ・ベッド・たんす・食器棚の4つ
- 段ボールの数も車両に効く。単身で10〜15箱、家族3人で30〜50箱が目安
- 減らすために処分費をかけると差引きになる。自治体の粗大ごみや資源回収を使えば実質無料で減らせる
- 新居に置けないものを運ぶと、運搬費と処分費の両方がかかる。先に採寸する
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料金は段階で決まる
引越し料金の土台は、使うトラックの大きさと作業人数です。荷物が10%減っても料金が10%下がるわけではありません。
| 車両の目安 | 積める量 | 作業人数 |
|---|---|---|
| 軽トラック | 段ボール15箱程度+小型家具 | 1〜2人 |
| 小型トラック | 単身の標準的な荷物 | 2人 |
| 中型トラック | 2人世帯の荷物 | 2〜3人 |
| 大型トラック | 家族3人以上の荷物 | 3〜4人 |
つまり狙うのは「1段階下の車両に収まる線」です。そこを越えなければ減らしても金額は動かず、越えれば一度に下がります。
段階が変わるときの金額の差は、季節でも変わります。閑散期の単身の近距離で25,000〜40,000円、繁忙期で40,000〜60,000円、ピークで60,000〜90,000円。家族3人なら閑散期80,000〜120,000円、繁忙期120,000〜180,000円です。繁忙期ほど1段階の差が大きく出ます。
減らす効果が大きいもの
車両の大きさは体積で決まるため、重さより「場所を取るか」で考えます。
| もの | 効果 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| ソファ | 非常に大きい | 新居の壁の長さに収まるか。3人掛けは特に場所を取る |
| ベッド・マットレス | 非常に大きい | 分解できるか。マットレスは分解できず面積を取る |
| たんす・衣装ケース | 大きい | 新居に収納があるなら要らない場合がある |
| 食器棚 | 大きい | 台所の作り付け収納と重なっていないか |
| 本・書類 | 中。重さは出るが体積は小さい | 箱数が増える。読み返すかで判断 |
| 衣類 | 中 | 箱数に直接出る。着ていないものは減らす |
| 食器・調理器具 | 中 | 割れる心配も減る |
| 小物・雑貨 | 小さい | 手間のわりに車両は変わらない |
優先順は明確です。大型家具を1点やめるほうが、小物を100個捨てるより効きます。時間が限られているなら、大きいものから判断してください。
段ボールの数も車両に効く
箱数の目安を置いておきます。ここから大きく外れると車両が変わります。
- 単身……10〜15箱
- 単身で荷物が多い……15〜25箱
- 2人……20〜30箱
- 家族3人……30〜50箱
箱を減らすときに効くのは、本・衣類・食器の3つです。この3つで箱数の大半が決まります。
注意点として、箱の数を減らすために詰め込みすぎると中身が壊れます。本は小さい箱に分け、箱の隙間には丸めた紙を詰めてください。箱が足りないほうが損害につながります。
減らすのにかかる費用と差引き
処分に費用をかけて荷物を減らすと、引越し代が下がっても差引きで損をすることがあります。
| 手段 | 費用 | 必要な日数 |
|---|---|---|
| 資源回収(段ボール・古紙) | 無料 | 決められた収集日 |
| 自治体の粗大ごみ | 椅子・小型家具300〜500円、ベッド・ソファ1,000〜2,000円 | 申込から2週間〜1か月 |
| 購入した店の引き取り | リサイクル料+収集運搬料3,000〜7,000円 | 相談による |
| 民間の回収 | 少量8,000〜15,000円、1部屋20,000〜40,000円 | 数日〜1週間 |
もっとも効率がよいのは自治体の粗大ごみで大型家具を処分する組み合わせです。ソファ1点を1,000〜2,000円で処分して車両が1段階小さくなれば、差引きで確実に得になります。
ただし申込から収集まで2週間〜1か月かかります。この日数が取れないときは民間の回収になり、そのぶん差引きの幅は小さくなります。減らすなら早く決めるほど得という構造です。
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの4品目は家電リサイクル法の対象で、自治体の粗大ごみには出せません。リサイクル料は処分する側の負担で、冷蔵庫(小)約3,700円・(大)約4,700円、洗濯機約2,500円、テレビ(小)約1,700円・(大)約2,900円、エアコン約990円が目安です。
運んでから捨てるのがもっとも高い
やってしまいがちで、もっとも費用がかかるのがこれです。
- 新居の壁の長さを測る……窓・コンセント・扉の開く向きも書き込んだ図を作ります
- 大きいものから置き場所を決める……ベッド・ソファ・食器棚・冷蔵庫の順。小さいものを先に置くと場所がなくなります
- 通路の幅を残す……人が通る部分は60cm前後
- 搬入経路を測る……玄関と廊下。本体の幅に加えて左右各5〜10cmの余裕が必要です
- 入らないものを運ぶ前に決める……ここで決まれば、運搬費がかかりません
冷蔵庫と洗濯機は重さもあります。冷蔵庫は150L以下で25〜35kg、300L台で60〜70kg、500L以上で90〜110kg。洗濯機は縦型30〜40kg、ドラム式70〜80kgです。入らなかったときに自分で動かすのは危険なので、先に測るほうが安全でもあります。
減らす以外に効く条件
荷物の量と同じくらい、日程の条件が効きます。
- 平日にする……土日より安く、効果は最も大きい
- 午後便か時間指定なしにする……午前便は人気があり高い
- 月末・月初を避ける……賃貸の契約の切れ目が集中します
- 繁忙期を外す……3月〜4月上旬を1週間ずらすだけで変わります
- 自分で運ぶものを分ける……衣類・寝具・書類・貴重品は自分で運べます
どこまで減らせば車両が1段階下がるかは、現物を見ないと判断できません。部屋の写真をお送りいただければ、今の荷物でどの車両になるか、何を減らせば下がるかをお伝えします。お見積もりは公式LINEに写真をお送りください。訪問を待つ必要がなく、お電話でも承ります。
場所別に減らすものを決める
部屋をまとめて見ると判断が止まります。場所を区切ると進みます。
| 場所 | 減らす対象 | 所要の目安 |
|---|---|---|
| 玄関・下駄箱 | 履いていない靴、傘、靴の箱 | 30分 |
| 台所 | 使っていない調理器具、欠けた食器、古い保存容器 | 2時間 |
| クローゼット | 1年着ていない服、サイズの合わない服 | 3時間 |
| 押し入れ・物置 | 中身を覚えていない箱、使っていない寝具 | 2時間 |
| 本棚 | 読み返していない本、古い雑誌 | 1時間 |
| ベランダ | 植木鉢、すだれ、古い物干し | 30分 |
| 洗面所 | 使い切っていない洗剤、古いタオル | 30分 |
押し入れと物置は箱数に直接出る場所です。中身を覚えていない箱は、そのまま運ぶと新居でも開けません。
カーテンは新居の窓の寸法に合わないことが多いので、測ってから運ぶか決めてください。
残すか迷ったときの判断
迷って止まるものが必ず出ます。基準を決めておくと手が動きます。
- 新居に置き場所があるか……図の上で場所が決まらないものは置けません
- 同じ役割のものが他にあるか……重なっているものは片方で足ります
- 買い直す金額と運ぶ費用を比べる……安く買い直せるものは運ばないほうが得な場合があります
- 1年使っていないか……季節のものは1年、それ以外は半年を目安にします
- 残す理由を一言で言えるか……言えないものは、あとで使う予定も立っていません
5番で止まるものは、たいてい「もったいない」が理由です。その場合は、運搬費と処分費を合わせた金額と比べてみてください。運んで新居で置き場所に困り、結局処分するのがもっとも高くつきます。
よくある質問
少し減らしただけでは安くなりませんか
車両の大きさが変わらない範囲では、金額はほとんど動きません。1段階下の車両に収まるかどうかが分かれ目です。
何を減らすのがいちばん効きますか
体積の大きいものです。ソファ・ベッド・たんす・食器棚の4つで大きく変わります。
処分費をかけて減らすと損になりませんか
自治体の粗大ごみや資源回収を使えば費用はほとんどかかりません。申込から収集まで日数がかかるため、早めに決めてください。
新居に入るか分からない家具があります
新居の壁の長さと搬入経路を先に測ってください。運んでから処分すると費用が二重にかかります。
減らしたものの処分も頼めますか
当社は引越しと不用品の回収を両方承っていますので、同じ日にまとめられます。搬出が1回で済みます。
あわせて読みたい|時期別の引越し料金と処分のまとめ方
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