東京引越し回収便

エアコンの取り外しは何をしている?冷媒を戻す作業と配管・穴の扱い【東京】

エアコンの取り外しは、ねじを外して壁から下ろすだけの作業ではありません。最初にやるのは配管の中の冷媒を室外機へ戻す作業です。これを飛ばすと冷媒が空気中に出てしまい、その機械は再び使えなくなります。

この記事では、取り外しで実際に何をしているのか、自分で外すと何が起きるのか、配管と壁の穴はどう扱うのか、費用はいくらかを順に整理します。

結論|この記事の要点

  • 取り外しの最初の作業は冷媒を室外機に戻すこと。ここを飛ばすと再利用できなくなる
  • 冷媒を空気中に出す行為は法律で禁じられている。自分で外す場合も同じ
  • 室内機だけを外す工事は存在しない。室外機と配管まで含めて1つの作業
  • 壁の穴はふさぐための部材が必要。開けたままだと雨と虫が入る
  • 費用の目安は取り外しのみ3,000〜8,000円/取り外し+処分8,000〜15,000円/移設10,000〜20,000円
  • 処分する場合のリサイクル料は約990円。負担するのは処分する方

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最初にやるのは冷媒を室外機へ戻す作業

エアコンの室内機と室外機は2本の細い管でつながっています。この中を冷媒が循環していて、部屋を冷やしたり温めたりしています。

取り外すときは、この冷媒を室外機の中に集めて閉じ込める作業をします。手順としては、冷房を動かしながら室外機側の弁を順に閉め、配管の中の冷媒を室外機へ押し込んでいきます。

この作業をすることで、2つのことが成り立ちます。ひとつは冷媒を空気中に出さずに済むこと。もうひとつはその機械をまた取り付けて使えることです。

逆に、この作業をせずに配管を切ったり外したりすると、冷媒は一気に噴き出します。音がして白い霧のようなものが出ます。この時点で、その機械は冷媒を入れ直さないと動きません。

作業の手順

  1. 室外機の弁のふたを開ける。2か所あり、工具で回せる形になっています
  2. 冷房を動かす。冷媒が循環している状態にします。気温が低い時期は強制で冷房にします
  3. 細い側の弁を閉める。これで冷媒が室外機へ集まり始めます
  4. 数分待って太い側の弁を閉める。閉めるのが早すぎると配管に冷媒が残ります
  5. 運転を止めて電源を切る。ここまでで冷媒は室外機の中にあります
  6. 配管を外し、室内機と室外機を下ろす。この順でないと冷媒が出ます

3と4の間隔は、機械の大きさと配管の長さで変わります。短すぎると配管に冷媒が残り、長すぎると室外機に負担がかかります。この見極めが作業の中心です。

自分で外すと何が起きるか

工具をそろえれば手順自体は追えます。ただし次の点が起きやすいです。

ひとつは冷媒を出してしまうことです。弁を閉める順番を間違える、間隔が足りない、工具が合わないといった理由で起きます。冷媒を空気中に出す行為は法律で禁じられています。

もうひとつは配管を折ることです。銅の管なので手で曲げられますが、折れると使えません。移設して使う予定なら配管は交換になります。

そして室外機を落とす危険があります。室外機は30〜50kgあり、ベランダの手すりの外側や屋根の上に置かれていることもあります。

当社では室外から機械で持ち上げる作業は行っておりません。手が届かない場所に置かれている室外機は、作業できるかどうかを先に写真で確認させてください。

配管と壁の穴の扱い

取り外したあとに残るものを整理します。

残るもの 扱い
配管(銅の管) 折れていなければ再利用できる。長さが足りるかは移設先で変わる
壁の穴 ふさぐ部材が必要。開けたままだと雨と虫が入る
配管を覆っていた部材 外した跡が残る。残すか外すかを先に決める
室内機を掛けていた金具 壁にねじ穴が残る。退去時は原状回復の対象になることがある
排水の管 外に出ている管。切って処分するか残すかを決める
専用の電源 壁のコンセントは残す。電気工事は行っておりません

見落とされやすいのが壁の穴です。ふさがないと雨水が壁の内側に入り、虫も入ってきます。ふさぐ部材は数百円で手に入ります。取り外しを頼むときに、ふさぐ作業を含めるか伝えてください。

賃貸の場合、穴と金具のねじ穴をどうするかは管理会社の判断になります。原状回復の範囲はお客様から管理会社へ直接ご確認をお願いしております。

費用の目安

内容 費用の目安
取り外しのみ 3,000〜8,000円
取り外し+処分 8,000〜15,000円(リサイクル料 約990円を含む)
取り付けの標準の工事 5,000〜10,000円
移設(外して付け直す) 合計 10,000〜20,000円

幅が出る理由は設置されている場所です。室外機が地面に置かれているか、ベランダか、壁に掛かっているか、屋根の上かで作業の手間が変わります。2階の壁に掛かっている室外機は、地面に置かれているものより時間がかかります。

移設の場合、配管が再利用できるかで変わります。配管が短い、折れている、年数が経っているときは新しくします。その分が加算されます。

取り外しの日に起きやすいこと

段取りで引っかかりやすい点を挙げます。先に分かっていれば避けられます。

いちばん多いのが室外機の前に物が置かれていることです。ベランダの室外機のまわりに植木鉢や物干し、収納の箱が置かれていると、弁を回す場所に手が入りません。前日に室外機の正面と右側を空けておいてください。

次に室内機の下に家具があるケースです。室内機は壁の高い位置にあるので、下に台を置いて作業します。ベッドやソファが真下にあると動かすことになり、その分の時間がかかります。

そして電源が落ちている場合です。冷媒を戻す作業では冷房を動かす必要があるため、電気が通っていないとできません。退去後の部屋で電気を止めてしまうと、作業の日に動かせません。エアコンの取り外しは電気を止める前に済ませるのが順序です。

気温についても一点あります。外の気温が低い時期は冷房が動きにくいため、設定を切り替えて動かします。真冬でも作業はできますが、暖かい時期より時間がかかることがあります。

複数台ある場合、同じ日にまとめると1台あたりの手間が減ります。工具を出す、台を置く、養生するといった準備は台数が増えても1回で済むためです。

頼む前に確認すること

  1. 室外機がどこに置かれているか。地面、ベランダ、壁、屋根の上。手が届く場所かどうか
  2. 何台あるか。複数台を同じ日にすると1台あたりの手間が減ります
  3. 外したあと処分するか、取り付けるか。使う予定なら冷媒を戻す作業が必須です
  4. 壁の穴をふさぐか。賃貸なら管理会社へ原状回復の範囲を確認してください
  5. 他に処分するものがあるか。家具や家電と同じ日にまとめると運ぶ回数が減ります

よくあるご質問

室内機だけ外してもらえますか?

室内機だけを外す工事はありません。冷媒を室外機に戻してから配管を外すので、室外機と配管まで含めて1つの作業になります。

古いので冷媒を戻さずに切ってもいいですか?

できません。冷媒を空気中に出す行為は法律で禁じられています。処分する機械でも、冷媒は戻してから外します。

室外機が2階の壁に掛かっています。

作業できる場合があります。室外から機械で持ち上げる作業は行っておりませんので、作業できる足もとの場所が取れるかどうかを写真で確認させてください。

壁の穴はふさいでもらえますか?

ふさぐ部材を使って処置できます。ご依頼のときにお伝えください。賃貸の場合は原状回復の範囲を管理会社へご確認ください。

外したエアコンのリサイクル料は誰が払いますか?

処分する方の負担です。エアコンは約990円です。メーカーが負担するものではありません。

まとめ

エアコンの取り外しは、冷媒を室外機に戻す作業から始まります。弁を閉める順番と間隔がこの作業の中心で、間違えると冷媒が出て、その機械は入れ直さないと動きません。冷媒を空気中に出す行為は法律で禁じられています。

費用は取り外しのみ3,000〜8,000円、処分まで含めて8,000〜15,000円、移設で合計10,000〜20,000円が目安です。室外機の置かれている場所で手間が変わるので、室内機・室外機・壁の穴が写った写真を公式LINEにお送りください。


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