遺品整理の進め方|最初にやること・費用の目安・業者に頼める範囲【東京】
遺品整理は、物の多さより「何から手をつけるか」で止まります。片付けから始めると、あとで必要になる書類を処分してしまうことがあります。
順番は決まっています。先に書類を探し、次に形見分け、最後に処分です。この順を守るだけで、やり直しがほとんどなくなります。
この記事では、最初にやることから費用の目安、業者に頼める範囲までを順番にまとめます。
結論|この記事の要点
- 最初は片付けではなく書類探し。通帳・保険証券・不動産関係・遺言書を先に確保します
- 相続の手続きに関わる物は処分しません。判断がつかない物は1か所にまとめて保留します
- 形見分けは関係者がそろう日を決めてから。先に処分すると後で揉めます
- 費用の目安は量と間取りで決まります。1部屋20,000〜40,000円、軽トラ1台以上40,000〜80,000円
- 賃貸の場合は退去日が期限。日程から逆算して作業日を押さえます
- 量が読めないときは、公式LINEに室内の写真をお送りください。目安をご案内します
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順番|書類 → 形見分け → 処分
遺品整理でいちばん多い失敗は、片付けから始めてしまうことです。段ボールに詰めて運び出したあとに、保険証券や権利証が必要になると探し直しになります。
| 段階 | やること | 注意点 |
|---|---|---|
| 1. 書類を探す | 通帳・印鑑・保険証券・年金関係・不動産の権利証・契約書・遺言書 | ここが終わるまで何も処分しません |
| 2. 形見分け | 残す物を関係者で決める | 日を決めて、できるだけ同席で進めます |
| 3. 仕分け | 残す/譲る/処分するに分ける | 判断がつかない物は「保留」に置きます |
| 4. 処分 | 搬出と回収 | 家電リサイクル法の対象は別扱いになります |
先に探しておく書類
- 預金・証券…通帳、キャッシュカード、証券会社からの郵便物
- 保険…生命保険・医療保険の証券、保険会社からの案内
- 不動産…登記関係の書類、固定資産税の通知
- 年金・公的手続き…年金手帳、介護保険証
- 契約関係…賃貸契約書、携帯・光熱費・サブスクの契約、クレジットカード
- 遺言書…自宅で保管されている場合、仏壇・金庫・書斎の引き出しに入っていることがあります
手がかりは郵便物です。差出人を見れば、どこと取引があったかが分かります。カレンダーや手帳の裏表紙にメモが残っていることもあります。
形見分けの進め方
物の価値ではなく進め方で揉めます。防ぐには3点です。
- 日を決めて集まる…誰かが先に持ち出すと不信感が残ります
- 写真を撮ってから分ける…離れて住む親族にも共有できます
- 決まらない物は保留…その日に無理に決めなくて構いません
処分を先に進めないことが前提です。処分の日程は、形見分けが終わってから押さえてください。
費用の目安
遺品整理の費用は、ほぼ処分する量と搬出のしやすさで決まります。
| 量の目安 | 費用の目安 |
|---|---|
| 少量(家具数点・段ボール数箱) | 8,000〜15,000円 |
| 1部屋ぶん | 20,000〜40,000円 |
| 軽トラック1台以上(2部屋以上・家財がほぼ残っている) | 40,000〜80,000円 |
これに加えて、家電リサイクル法の対象品は別に費用がかかります。リサイクル料金は冷蔵庫(小)約3,700円・(大)約4,700円、洗濯機約2,500円、テレビ(小)約1,700円・(大)約2,900円、エアコン約990円が目安で、処分する側の負担です。業者に搬出を含めて依頼する場合は、冷蔵庫6,000〜12,000円、洗濯機5,000〜10,000円程度が目安になります。
金額が上がる条件
- エレベーターがない建物の2階以上…階段作業になり、時間がかかります
- 家の前にトラックを停められない…離れた場所から手で運ぶ距離が増えます
- 家具が分解しないと通らない…ベッドフレーム、大型の棚、タンスなど
- 量が想定より多い…押し入れ・物置・ベランダに入っている物は見落とされやすい部分です
先に写真をお送りいただくと、こうした条件を含めてご案内できます。
業者に頼める範囲と、ご自身で進める部分
| 内容 | 対応 |
|---|---|
| 家財の仕分けの手伝い・搬出・運搬・処分 | お引き受けします |
| 家具の分解と搬出 | お引き受けします(階段作業と分解搬出で対応します) |
| 残す物の新居・ご実家への運搬 | お引き受けします |
| 何を残すかの最終判断 | ご家族でお決めいただきます |
| 相続・名義変更などの手続き | 行っておりません。専門家へご相談ください |
| 管理組合・管理会社への届け出、エレベーターの予約 | お客様から直接お手続きをお願いしております |
| 大家・管理会社との原状回復の範囲の交渉 | 行っておりません |
できることとできないことを先にお伝えしておくほうが、当日に止まりません。
賃貸の場合は退去日から逆算する
持ち家より賃貸のほうが日程が厳しくなります。退去日が決まっている場合の目安です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 4週間前 | 書類を探す。賃貸契約書で解約予告と退去日を確認 |
| 3週間前 | 形見分けの日を決める。写真を撮って共有 |
| 2週間前 | 見積もりを取り、搬出日を押さえる。管理会社へ届け出が必要か確認 |
| 1週間前 | 残す物をまとめ、処分する物と分けておく |
| 当日 | 残す物の搬出 → 処分品の搬出 → 室内確認 |
自治体の粗大ごみを使う場合は、申込から収集日まで2週間〜1か月かかります。退去日が3週間以内なら、自治体だけでは間に合わないことが多いと考えてください。
よくある質問
立ち会いは必要ですか?
搬出する物の最終確認があるため、どなたかの立ち会いをお願いしています。遠方の場合はご相談ください。
見積もりのために来ていただけますか?
訪問での見積もりは行っておりません。公式LINEに室内の写真をお送りいただく形でご案内しています。押し入れやベランダも撮っていただくと、量のずれが出にくくなります。
処分する物の中に貴重品が混ざっていないか不安です
搬出前にご一緒に確認させていただきます。判断がつかない物を「保留」として1か所にまとめておいていただくと、見落としを防げます。
当日、量が増えてもお願いできますか?
トラックの残りの容量次第になります。増える可能性があるものは、見積もりの時点で写真に含めていただくと確実です。
作業が終わったあとの確認はありますか?
作業完了時に、搬出した内容と室内の状態をご一緒に確認いたします。
まとめ
遺品整理は書類 → 形見分け → 処分の順で進めてください。片付けから入ると、必要な書類を処分してしまうおそれがあります。
費用は量と搬出のしやすさで決まり、1部屋ぶんで20,000〜40,000円、家財がほぼ残っている状態で40,000〜80,000円が目安です。賃貸で退去日が決まっているなら、自治体の粗大ごみは2週間〜1か月かかる点を見込んで日程を組んでください。量が読めないときは、公式LINEに室内の写真をお送りいただければ目安をご案内します。
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